助産師と正しい知識学ぶ 苫西高で性教育講演会

助産師と正しい知識学ぶ 苫西高で性教育講演会
命と性の大切さを学ぶ生徒たち

 苫小牧西高校(天野慎也校長)は27日、パートナーとの対等な関係や性的同意、妊娠や性感染症などをテーマとした性教育講演会を同校体育館で開いた。札幌市の助産院あさ代表助産師の吉裕子さんが講師となり、命や尊厳を守る上で必要な性に関する知識について、実習を交えながら生徒たちに伝えた。

 苫小牧市が医師や助産師を市内の中学校、高校に派遣する性教育推進事業の一環。この日は2年生約150人を対象に行った。

 吉さんは、若い世代を対象に行われた国内調査で、約9割が性的同意の大切さを認識していながらも、同意を確認した上で性行為をしている人の割合が45%にとどまる現状を指摘。10代で妊娠した人の約6割が人工妊娠中絶を選択していることにも触れ、「交際する相手やその後の行動は、自分で考えて自分で選んでほしい」と力を込めた。

 実際にコンドームに触れ、正しい取り扱い方を学ぶ実習も行った。市の性教育講演会では初の試みで、望まない妊娠や性感染症から身を守る道具の一つであることを教えた。東梅福仁さん(17)は「家族とは話さないことも、友達と一緒に学べてよかった」と語り、嶋田美空さん(同)は「恥ずかしいとか、いやらしいとかは感じなかった。とても心に残った講演会だった」と話した。

 講演会を計画した続橋沙織養護教諭は「実習を盛り込むことに校内でもさまざまな意見が出たが、生徒たちが積極的に学ぶ様子が見られ、実施してよかった」と述べた。

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