苫西・えりも・富川激闘制し4強入り 秋季高校野球室蘭支部予選

Bブロック2回戦〔苫西・えりも・富川―室東翔・室工〕苫西・えりも・富川9回無死、鈴木遼の内野ゴロで送球が乱れる間、三走打田生還で勝ち越し=1日、とましんスタジアム

 第77回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選は4日目の1日、とましんスタジアム(苫小牧市)で苫小牧西・えりも・富川対室東翔・室工のBブロック2回戦が行われた。連合チーム同士の試合は接戦となり、終盤に勝ち越した苫西・えりも・富川が6―5で初戦を勝ち、ブロック4強に駒を進めた。初回に2点を先取した苫西・えりも・富川は中盤に一度、逆転されるものの、八回に追い付き九回に勝ち越した。
 【Bブロック】
 ▽2回戦
苫小牧西・えりも・富川
202000011-6
101012000-5
室蘭工業・室蘭東翔
(苫)村中、鈴木大―鈴木遼
(室)樽本、叶内―本間
🉁叶内(室)
🉂打田(苫)近藤、叶内(室)

-駒大苫 公式戦初先発の許が好投
 7年ぶりの春の甲子園出場を目指す駒大苫小牧は、9月30日の初戦で室栄を10―1で圧倒した。先発は台湾からの留学生の許。4回打者9人、6者連続を含む8奪三振の無安打無失点と好投した。名は少齊(ショウキ)。背番号15。昨年から同校へ来てこの秋からレギュラー入りした2年生は「チャンスをもらって感謝している」と公式戦初先発への思いを語った。「チームメートの守備や打撃を信じている。次も勝つ」と台湾の言葉で語り、通訳した同郷で新チーム主将に抜てきされた林逸洋(リン・イヤン)と顔を見合わせて闘志をにじませた。佐々木監督は「内と外に変化球を投げ分けられる長所がある」と許を信頼。夏は12年ぶりに支部予選敗退だったことを、まず新チームの克服すべき課題に据えていて、「あの悔しさはもう味わいたくない。次の試合も準備します」と気を引き締めていた。

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