第214臨時国会が1日召集された。自民党の石破茂総裁が午後の衆参両院本会議で第102代首相に指名され、夜に石破内閣が発足する見通し。石破氏は9日に衆院を解散し、27日投開票の日程で衆院選を行う方針だ。ただ、野党は十分な審議時間を確保するよう要求しており、政治決戦を前に冒頭から激しい攻防が展開されそうだ。
与党は9月30日、会期を9日間とすることを提案。しかし、野党は受け入れず、会期が決まらないまま召集日を迎える異例の事態となった。
石破氏は1日午前、自民党本部に入り、政権発足へ準備を進めた。記者団の取材に応じ、「国民に正面から向き合い、誠心誠意語っていく。逃げないで実行する」と語った。
一方、立憲民主党の野田佳彦代表は国会内で開かれた党会合に出席。石破氏が衆院選日程を既に表明していることについて、「首相に指名されていないのに『伝家の宝刀』を抜いた。憲法違反の疑いがある」と問題視した。
石破氏は首相指名を受けた後、与党党首会談を経て首相官邸に組閣本部を設置。再任する林芳正官房長官(63)が閣僚名簿を発表する。
財務相に加藤勝信元官房長官(68)、総務相に村上誠一郎元行政改革担当相(72)が就任。外相に岩屋毅氏(67)、防衛相に中谷元氏(66)を充てる。共に防衛相経験者で、石破氏は公約の日米地位協定見直しなどを担わせたい考えだ。
文部科学相の阿部俊子文科副大臣(65)、こども政策担当相の三原じゅん子参院議員(60)の女性2人を含め、初入閣は13人。公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は再任させる。
石破内閣は皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て発足。石破氏は1日夜の記者会見で政権運営の基本方針を明らかにし、初閣議に臨む。
衆参両院本会議での石破氏の所信表明演説は4日に行われる見通し。与党は7日から所信表明に対する各党代表質問に入りたい考えだ。
















