芦澤さん、自然薯を初収穫 第二の人生の楽しみに 約20年間、1人で試行錯誤

芦澤さん、自然薯を初収穫 第二の人生の楽しみに 約20年間、1人で試行錯誤
初めての自然薯の収穫を喜ぶ芦澤さん

 かつて経営していた苫小牧市青雲町の会社敷地内で、自然薯(じねんじょ)の栽培に励んできた芦澤寿朗さん(75)=市内錦岡在住=は今年初めて、3本の収穫にこぎ着けた。約20年間、1人で試行錯誤を繰り返し、これまでは実の「むかご」しか収穫してこなかったが、今年は土の中から芋の部分を掘り出す作業に挑戦。「一生懸命手を掛けた分、立派に育ってくれた」と喜びもひとしおだ。

 自然薯はヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。栄養価が高く「山菜の王者」とも呼ばれる。芦澤さんは今月、土を掘り始めたが、「掘っても掘っても深く伸びていて、大変だった」と話す。地中を照らすためヘッドライトを付けながら作業に集中し、長さ55センチ、直径8センチほどの立派な自然薯も採れた。

 芦澤さんは20年ほど前、静岡県のダム工事現場で働いていた際、野山に実っていたむかごを十数個手に入れた。苫小牧に戻って会社の資材置き場の一角に無造作にまいたのが始まり。

 市販の肥料を与え過ぎて生育不良になったこともあり、その反省から「山の土の再現」を目指した。たくさんの落ち葉や雑草で堆肥を作って春先にまき、秋には農家から譲ってもらったもみ殻で土づくりに努めた。

 今では2カ所の6メートル四方の畑に400株ほどを栽培。何十本もの支柱を立ててつるをはわせ、今年は9月中旬から1カ月ほどかけて昨年の倍以上の73キロのむかごを収穫した。芦澤さんは昨年、仕事を引退して「畑作業が生きがい」となり、今年こそと自然薯の掘り出しに踏み切った。

 自然薯はこれからすり下ろして食べ、むかごは天日干しにしてみそ作りにもチャレンジする考え。芦澤さんは「第二の人生を楽しみたい」と張り切っている。

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