苫小牧市議会は20日、議員定数(現行28)の在り方を議員全員で議論する「全員協議会」を開いた。藤田広美議長を除く27人全員が考えを述べ、内訳は「現状維持」が15人、「削減」が11人、「増加」が1人。29日の市議会改革検討会で結論を出すが、過半数の「現状維持」で決着する見通しだ。
「現状維持」は、最大会派の新緑(7人)、公明党議員団(議長を除く4人)、共産党市議団(4人)。「削減」は、民主クラブ(5人)、改革フォーラム(4人)、会派市民(2人)。「増加」は無所属1人。これまで会派内で「現状維持」と「削減」に意見が分かれていた新緑は「現状維持」で、民主クラブは「削減」で意見を一本化した格好になった。藤田議長は所属する公明党と同様の考えを示した。
「現状維持」を訴えた議員からは、「若者や女性の新たな挑戦の機会を狭める」「多くの意見を反映させられる」「今後の動向を見極める必要がある」などの意見が多かった。定数の削減に対し、山谷芳則氏(新緑)は「(選挙の際)特定の人に偏りが出る」と指摘し、神山哲太郎氏(公明)は「議員の成り手不足につながる」と懸念した。
一方、「削減」を支持する議員からは、人口減少や市議会に議会改革を求める報酬審議会の付帯意見、他都市の事例などを踏まえ、2~4減を求める声が多かった。佐々木修司氏(民主クラブ)は「人口に応じた基準を作るべき」と説き、松井雅宏氏(改革フォーラム)は市民の意見を反映させるため「アンケートを実施しては」と提案した。
議員定数は36をピークに、2003年に4減の32、07年に2減の30、15年に2減の28と段階的に削減し、19年、23年の市議選は現状維持。同年の改選後も議員定数を最優先の検討項目として、議会改革検討会などで協議を続けてきた。



















