次期衆院選は不出馬 公明・稲津氏、道本部代表も辞任

次期衆院選は不出馬 公明・稲津氏、道本部代表も辞任
次期衆院選道10区の不出馬を表明した稲津氏=25日午後6時ごろ、札幌市中央区

 公明党前衆院議員の稲津久氏(66)は25日、札幌市内で記者会見し、次期衆院選道10区(空知・留萌管内)に立候補しないことを正式に表明した。党道本部代表も辞任することを明らかにし、後任の新代表は12月14日に開く党道本部大会で佐藤英道衆院議員(64)=比例代表道ブロック、5期目=が就任する見通しだ。

 稲津氏は10月の衆院選で道10区に出馬し7万5990票を得票したものの、立憲民主党現職の神谷裕氏(56)に2300票余り離され、初めて落選した。

 会見で稲津氏は「選挙戦を終えて約1カ月になるが、私なりに出処進退について考えてきた。熟慮した結果、次回の衆院選道10区から出馬しないことにした」と述べた。

 その理由については、道10区は広大で32市町村もあり、これまで「私に対してさまざまな相談、難しい要望が寄せられ、一つ一つ実現できてきたが、これも勝ち続けてきたからこそできた」とし、「落選して事務所のスタッフもいなくなった状況の中で、一から立ち上げて総選挙に向かっていくというのは大変、難しい環境にある」ことを挙げた。さらに「私の年齢の問題がある。既に党の定年を超えており、今回の選挙も特例として挑戦させてもらった」と説明した。

 今後の道10区の対応については「後進に道を譲りたい」と述べた。

 会見に同席した党道本部の阿知良寛美幹事長は「稲津不出馬イコール10区からの撤退を意味するものではない」と強調。「これまで自民党単独では議席を得ることができなかった選挙区で自公の象徴区。10区の意義は大きい」と指摘し、後継候補については「自民党道連や公明党中央と綿密に協議し、(公明から擁立の)可能性を探っていきたい」と語った。

 稲津氏は芦別市出身。道議を経て、2009年から衆院議員を5期15年(比例1期、小選挙区4期)務め、農林水産政務官、厚生労働副大臣を歴任した。

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