道内旅行 「移動手段」不便が最多 道が宿泊者と事業者にアンケート 道議会特別委 「訪問先の混雑」も

道内旅行 「移動手段」不便が最多 道が宿泊者と事業者にアンケート 道議会特別委 「訪問先の混雑」も

 道は25日の道議会食と観光対策特別委員会(中川浩利委員長)で、法定外目的税「宿泊税」導入へ向け実施した宿泊者と宿泊事業者に対する2種類のアンケート結果を公表した。宿泊客が本道を旅行する上で不便を感じていること(複数回答)については、「移動手段」が40.8%を占めて最多となった。

 宿泊者アンケートは8月9日~9月30日に実施し、道内外(海外を含む)の1081人の宿泊客から回答が寄せられた。宿泊目的は「観光」が全体の70.1%を占め、「仕事」が16.4%で続いた。一方、宿泊事業者アンケートは8月13日~9月13日に実施。道内の旅館・ホテルなど計936事業者から回答があった。

 本道旅行で宿泊客が不便を感じていることは、(1)移動手段(40.8%)(2)訪問先の混雑(19.3%)(3)ネット環境(13.7%)(4)情報の入手―の順だった。

 宿泊客からは「バスや鉄道の乗り継ぎが悪く、レンタカーで移動せざるを得ない」「小さな町の情報入手手段が少ない。外国語の案内が足りない」などの意見が寄せられた。

 宿泊税を活用して、取り組むべきと考えられる項目(複数回答)に関しては、「旅行者の移動利便性の向上」が25.2%でトップ。これに「周遊観光に向けた各地域の取り組み支援」が16.0%、「旅行者向け情報発信の強化」が13.8%、「関連産業の人材確保・育成」13.2%、「テーマ性のある新しい観光地づくり」10.4%と続いた。

 宿泊税を活用して、課題を改善していくことへの主な意見としては「JRやバスなど、レンタカーに頼らない公共交通を充実させてほしい」「観光地の混雑の分散や地域のための観光対策に活用してほしい」との声が寄せられる一方、「宿泊税に反対」との意見もあった。

 一方、宿泊事業者アンケートでは、システム改修等の必要性については、「既存のレジシステムの改修が必要となる」が21.8%、「新たなレジシステムの構築(導入)が必要になる」が11.5%、「ソフトウエアの購入が必要となる」が6.1%だった。

 道の宿泊税は、「段階的定額制」(宿泊料金によって100円、200円、500円)を設定。条例案を26日に開会した第4回定例道議会に提出した。最短で2026年4月の導入を目指している。

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