児童虐待対応 微減の73件 苫小牧市 今年度上半期

児童虐待対応 微減の73件 苫小牧市 今年度上半期
虐待相談に対応する市こども相談課

 苫小牧市が2023年度上半期(4~9月)に対応した児童虐待の件数(速報値)は73件で、前年同期に比べ39件減った。3年ぶりに100件を下回ったが、市こども相談課は「緊急対応を要する深刻なケースもあり、楽観的に見ることはできない」としている。11月は児童虐待防止推進月間―。

 市は児童虐待の対応が終結した事案について、対象児童の人数を件数として集計している。23年度上半期の内訳は、暴言や無視、言葉による脅しなど心理的虐待が32件(43%)で最多。殴る、蹴るなどの身体的虐待は26件(36%)、適切な食事や衣服を与えないなどの養育怠慢・放棄(ネグレクト)は15件(21%)で、性的虐待はなかった。

 被害児童のうち、未就学児と小学生がそれぞれ約4割に上った。通報者の約3割が学校で、近隣や知人からの通報も12件(16%)あった。

 過去5年間の対応件数を見ると、18年度131件、19年度137件、20年度94件、21年度134件、22年度112件。今年度は減少が目立つものの、虐待にカウントされない一般的な養護相談は減っていないことから、同課は「(各機関が)連携を密にしたことで、困り事を抱える家庭の相談が早い段階で寄せられ、結果として虐待に発展する前の支援につながったのでは」とみている。

 児童虐待防止推進月間に合わせ今月、市内では5カ所の建物がシンボルカラーのオレンジ色にライトアップされる。市役所ロビーでも2日から、児童虐待に関する展示を行い、広く通報や防止を呼び掛ける。

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