東京商工リサーチ北海道支社は、10月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比8件(40%)増の28件となり、2カ月ぶりに前年を上回った。うち、新型コロナウイルス関連倒産は16件で、全体の6割弱を占めた。
負債総額は、前年同月比5億4200万円(15・2%)増の40億9900万円となり、4カ月連続で前年を上回った。
地域別では、札幌市が10件で最多。これに旭川市が4件、苫小牧市と釧路市が各2件で続いた。千歳市でも1件発生した。
業種別では、建設業が7件で最も多い。以下、サービス・他が6件、小売業5件、卸売業3件の順。
原因別では、「販売不振」が22件となり、全体の8割弱を占めた。
コロナ関連倒産は16件発生し、引き続き高水準で推移。道内の累計は309件となった。
10月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は242人。今年1月からの累計では972人となった。
同支社では「コロナ禍以前から続く慢性的な人手不足は一段と深刻さを増し、人材確保のための賃金アップが資金繰りを圧迫する悪循環に陥っている」と分析。道内の企業倒産は「増加傾向がさらに続く可能性が高い」と予想している。
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帝国データバンク札幌支店の調べでは、10月の道内企業倒産は28件、負債総額36億9300万円。前年同月比で件数は6件(27・3%)増、負債は8億9300万円(31・9%)増。件数は2カ月ぶりに前年を上回り、今年に入り3月(31件)に次いで2番目に多い水準となった。
















