余韻に浸ろう!―。プロ野球阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝いた5日夜、苫小牧市内の「虎党」が集う居酒屋「鳥しん」(栄町)は常連客らで満席となり、勝利の美酒に酔いしれた。
3勝3敗のタイまでもつれ込んで迎えた日本シリーズ第7戦のテレビ中継観戦会には、同店を拠点に阪神を応援する「苫小牧若虎会」の会員ら20人が集まり、試合開始前から興奮と熱気に包まれた。市内東開町の介護士菅原めぐみさん(55)は「佐藤(輝明)選手のホームランが見たい」と力を込めた。
四回表、シェルドン・ノイジー選手の本塁打が飛び出すと客同士でハイタッチし、球団歌「六甲おろし」を大合唱。九回裏に岩崎優投手が最後の打者を打ち取り、日本一が決まった瞬間は涙ぐむファンもおり、店内に万歳三唱が湧き起こった。
試合後もタイガースカラーの黄色のだるまに目を入れたり、岡田彰布監督の現役時代の応援歌「コンバットマーチ」を歌ったりして喜びをかみしめた。
同会の水越貴宏会長(43)は、大好きな近本光司選手のMVP(最高殊勲選手賞)受賞が二重の喜びとなり、満面の笑み。「シーズンが終わったので余韻に浸りたい」としみじみ語った。
子どもの頃から「阪神一筋」の川村明店主(74)も「いつ日本一になるか分からなかったので、その瞬間に立ち会うことができて最高。38年前、苫小牧に阪神ファンはまばらだったがきょうはたくさんのファンと喜びを分かち合えた」と感無量の様子だった。
















