岩倉市長倒れる 意識まだ戻らず 出張先の韓国 ICUで治療

岩倉市長倒れる 意識まだ戻らず
 出張先の韓国 ICUで治療
岩倉博文市長

 苫小牧市の岩倉博文市長が7日夕、出張先の韓国で倒れ、意識不明の状態で医療機関に搬送された。集中治療室(ICU)で治療し、心臓周辺の検査を受けたという。意識は戻っていないが、呼吸と脈はある。市長が意思決定できない場合に職務を代理する職務代理者について、木村淳副市長が9日から対応に当たる。

 市は8日午後、記者会見し、岩倉市長の病状を説明したが、意識はまだ戻っていないという。現地の医師の説明では「心室細動による不整脈の可能性がある」と説明を受けた。

 市によると、岩倉市長は7日午後5時半ごろ、韓国の仁川国際空港に到着後、入国審査前の待機中に意識がなくなって倒れた。

 同空港内のメディカルセンターに運ばれた後、空港付近の医療機関に移送され、ICU内で処置を受けている。

 医療機関で同日、心臓周辺を検査。人工呼吸器を装着し、意識は無い。8日午後に詳しい検査を行った上、治療方法などを決めるという。

 市役所で情報収集に当たる木村副市長は「突然のことで驚いている。何とか回復して、苫小牧に早く戻ってほしい」と願った。

 一方、発行書類への影響などを踏まえ、職務代理者はあすから置く考えで「予定通り進めることを岩倉市長も願っている」と述べた。

 岩倉市長は、苫小牧港利用促進協議会の会長として、7~10日の日程で苫小牧港を売り込むポートセールスで韓国を訪れていた。

 苫小牧港管理組合によると、ポートセールスは予定通り続行。同組合港湾政策室の山崎直人室長は「市長は不在だが当初予定から変わりなく進める」と話す。

 8日は同組合の佐々木秀郎専任副管理者を中心に船社訪問しており、同夜にソウル市内で「苫小牧港セミナーin韓国」も行う。

 

早期回復を祈る声 政財界にも衝撃が広がる

 苫小牧市内の政財界にも衝撃が広がり、岩倉市長の早期回復を祈る声が相次いだ。岩倉市長の後援会長で主治医でもある、苫小牧市医師会の沖一郎会長は7日夕、ポートセールス参加者から一報を受け取った。その後の経過も確認しているといい、沖会長は「大丈夫だと思うが、しっかり苫小牧に戻ってきてほしい」と願う。

 市議会の藤田広美議長は、北海道市議会議長会の要望などで、6~9日の日程で東京に出張していたが、8日に予定を切り上げて苫小牧に戻る。職務代理者などについて市に確認する予定で、藤田議長は「最初に連絡を受けた時、とにかく驚きと心配の気持ちが大きかった」と述べ、無事に回復することを望む。

 苫小牧商工会議所の外囿心一専務理事は、1日の同職就任後に市長にあいさつしたばかりとあり「元気に『ポートセールスに行く』と話していたので驚いている。詳しい容体が分からず心配。無事に帰ってきて」と話している。

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