苫小牧市の岩倉博文市長が7日に出張先の韓国で意識を失って倒れ、医療機関の集中治療室(ICU)で治療を続けていることを受け、市は8日に記者会見を開いた。精密検査の結果、岩倉市長は心室細動による不整脈を起こした可能性があるという。9日午前11時現在、意識は戻っていない。同日から当面の間、市長が意思決定できない場合に職務を代理する職務代理者を木村淳副市長が務める。
市によると、7日夕に仁川国際空港で倒れた際、一時心配停止の状態だったが、空港職員らが心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)で処置し、呼吸や脈が戻ったという。同空港付近の医療機関のICUで治療を続けている。
岩倉市長の容体について、木村副市長は「自発的呼吸はしていると認識している。意識がない状況が続いており、小康状態とみている」と説明。人工呼吸器を取り付け、意識は戻っていない。帰国するには、意識が回復し、呼吸器を外せる状態になる必要があるため、韓国で治療を続ける。
岩倉市長は、衆院議員時代の2001年3月、心筋梗塞で倒れたことがあるが、今回との関連は不明。10月に札幌市内の循環器内科で検査を受けたが、異常は無かったという。
現在、出張に随行している小名智明産業経済部長が情報を収集しているが、出張目的の韓国で苫小牧港をアピールするポートセールスが10日に終わるため、市は8日に総合政策部の男性職員1人を韓国に派遣した。同日、岩倉市長の家族も韓国に向かった。
9日から職務代理者を務める木村副市長は、会見で「岩倉市長が不在の間、市民サービスの低下や行政運営の停滞は許されない。職員一丸となって職務を遂行したい」と強調した。
市長が帰国後に予定していたスケジュールの変更など庁内で対応を進めており、「市全体でいろいろな事業展開をしている。山本俊介副市長や各部長を含め、市長に心配をかけないように、しっかり取り組みたい」と述べた。
















