苫小牧市立病院は8日、災害対策訓練を同院1、2階で行った。4年ぶりに制限なく行う大規模訓練で、同院職員ら約90人が参加。大規模地震発生直後を想定し、職員は連携しながら迅速かつ適切に医療を提供する流れを確認した。
訓練は午後6時半から、想定は震度6の地震が発生し、多数の傷病者が訪れる内容。院内の電気や通信などのインフラ、医療情報システムは正常との条件設定だが、参加者に詳細な情報を事前に知らせないブラインド型で実施した。
同院2階に災害対策本部や人員配置センターを設置し、正面玄関で負傷者トリアージ(治療の優先順位判定)を展開。負傷者役12人が次々と訪れる中、職員は「どこが痛いですか」「名前は言えますか」などと声掛け。話せない設定の負傷者役を重症エリアに運び、医師や看護師が模擬で検査や治療に当たるなど、本番さながらの対応を繰り広げた。
訓練は毎年実施しているが、新型コロナウイルス禍の影響で、規模を縮小するなど制限を受けていた。4年ぶりの大規模訓練で職員一人一人が役割を確認しながら、情報の共有や伝達などを徹底し、同院の佐々木薫事務部長は「コロナ禍ではできなかったことも再確認できて有意義だった」と強調した。
















