俳優風間杜夫さんの一人芝居「カラオケマン最後のロマンス」の苫小牧公演(実行委員会主催)が9日、苫小牧市文化会館で開かれた。国内外で上演されてきた「牛山明シリーズ」の最新作で、苫小牧が初演。市民ら約340人が声高らかに笑いながら舞台を楽しんだ。
風間さんと同じ74歳のお調子者の主人公牛山明が子どもたちの家庭のいざこざに巻き込まれながら、個人の幸せや家族のありようを問い掛けるシリーズ7作目。作、演出は1作目から手掛ける苫小牧出身の水谷龍二さんが担当した。
風間さんの巧みな話術とコミカルな演技に、観客はあっという間に引き込まれた。パレスチナ問題やプロ野球阪神タイガースの38年ぶりの日本一といった時事ネタをユーモアを交えて語ったり、映画「嵐を呼ぶ男」の主題歌を熱唱したりする場面も会場を沸かせた。
風間さんは公演後、「水谷さんが生まれ育った苫小牧で初日を迎えられてうれしい。来年もやるつもり」と意気込みを述べた。夫婦で訪れた市内本幸町の羽生久子さん(65)は「もう最高だった。一人芝居なのに他の人がいるように見え、1人でやっているのを忘れてしまう。来年も楽しみ」と興奮した様子だった。
本公演を皮切りに道内4カ所を巡演。その後、東京など全国各地を回る予定という。
















