政府が10日に閣議決定した2023年度補正予算案で、北海道開発予算は1661億円となった。昨年度第2次補正予算の1524億円から100億円超の大幅増。国土強靱(きょうじん)化や防災・減災対策を中心に、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」の誘客促進策も盛り込まれた。
2日に閣議決定された「デフレ完全脱却のための総合経済対策」などに基づき、▽地方・中堅・中小企業を含めた持続的賃上げ、所得向上と地方の成長を実現▽成長力の強化・高度化に資する国内投資を促進▽人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革を起動・推進▽国土強靱化、防災・減災など国民の安全・安心を確保―の4本を柱に据えた。
特に国土強靱化や防災・減災対策へ重点的に配分し、1218億円を計上。政府が20年12月に閣議決定した「防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策」に基づき、対応を強化。気候変動の影響により激甚化・頻発化する風水害や切迫する地震災害に対応するため、港湾施設の高潮・高波対策を実施する。
また、災害に強い国土幹線道路ネットワークの機能を確保するため、高規格道路と代替機能を発揮する直轄国道とのダブルネットワークを強化。
食料安全保障の強化に向けた構造転換のため、海外依存度の高い品目の生産拡大を促進する農業基盤を整備する。
アイヌ伝統等普及啓発経費には9億3800万円を盛った。年間来場者100万人の目標を掲げるウポポイへの誘客を促進する。国土交通省が10月に設置した有識者検討会の議論も踏まえ、100万人達成へ向けた魅力の向上を図る。
















