22年度の児童虐待363件 室蘭児相苫小牧分室

22年度の児童虐待363件 室蘭児相苫小牧分室

 苫小牧市双葉町の室蘭児童相談所苫小牧分室が2022年度に対応した児童虐待の件数(速報値)は、前年度比245件減の363件だった。心理的虐待が約6割を占め、実父や実母から被害を受けるケースが目立った。

 同分室が22年度中に受理した虐待疑いの通告は460件(前年度比168件減)。このうち211件(45%)が警察からで、近隣住民や知人からの通告も71件(15%)に上った。

 通告内容の事実確認後、虐待被害が認められたとして対応に当たったのは363件。虐待の内訳は無視や暴言、子どもの目の前で他の家族に暴力を振るうなどの心理的虐待が227件(63%)と最多で食事や適切な衣服を与えないなどの養育怠慢(ネグレクト)は78件(22%)、殴る、蹴るなどの身体的暴力は56件(15%)、性的虐待は2件だった。

 被害を受けたのは小学生が128人(35%)と最も多く、3歳~就学前102人(28%)、中学生55人(15%)、3歳未満の乳幼児49人(14%)、中学卒業後の子ども29人(8%)と続いた。

 虐待者は実父、実母がそれぞれ約4割だった。

 室蘭児童相談所全体の児童虐待対応件数は504件で、このうち苫小牧分室が約7割を占めた。宮田顕一郎分室長は「21年度との比較で対応件数は減ったが、緊急保護を必要とする深刻なケースもあり、楽観視はできない。関係機関と連携を強化し、対応していきたい」としている。

 苫小牧分室は21年1月に開設。担当エリアは東胆振1市4町と日高管内7町で、室蘭児童相談所本所(室蘭市)が西胆振3市3町を所管している。

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