北海道労働局は2022年に6427事業場で監督指導を実施し、64・6%に当たる4151事業場で労働基準関係法令違反を認めたと発表した。また、機械の回転軸に安全カバーが設けられていない、足場に手すりが設けられていないなど、労働災害の危険性が高い機械・設備に関する使用停止命令等の行政処分は277件だった。
主な違反事項は(1)労働災害の防止等に係る安全基準に関するもの1326件(20・6%)(2)違法な時間外労働など労働時間に関するもの1137件(17・7%)(3)賃金不払い残業など割増賃金に関するもの903件(14・1%)(4)健康診断で異常所見が見られた人の医師の意見聴取に関するもの545件(8・5%)(5)健康診断の実施に関するもの501件(7・8%)。
違反事業場割合の高い業種は(1)畜産・水産業が86・1%(2)運輸交通業80・6%(3)接客娯楽業69・5%。業種別の違反事項、違反事業場割合は、▽製造業 安全基準396件(31・4%)、労働時間324件(25・7%)、割増賃金220件(17・5%)▽建設業 安全基準661件(29・4%)、労働時間190件(8・7%)、割増賃金157件(7・0%)▽運輸交通業 労働時間131件(47・0%)、割増賃金70件(25・1%)、医師の意見聴取54件(19・4%)▽商業 割増賃金163件(16・4%)、労働時間160件(16・1%)、健康診断99件(10・0%)▽保健衛生業 労働時間80件(20・8%)、割増賃金73件(19・0%)、医師の意見聴取45件(11・7%)だった。
道労働局は「法定労働条件の履行、安全と健康確保を図るため、関係法令の周知徹底とともに事業場に対し効果的な監督指導を実施する」としている。
















