千歳市幌美内の丸駒温泉旅館は、電力を全く使わないサウナを敷地内に新設し、3日から宿泊客向けの利用を始めた。貸し切り型の施設2棟で、支笏湖を一望しながらサウナを満喫できる。秘境の絶景に加え、環境省の「ゼロカーボンパーク」に登録された支笏湖周辺の脱炭素の試みもアピールする。
施設は木造平屋建てで1棟約6・3平方メートル。ストーブの熱源に木質ペレットを採用し、日中のみの利用とすることで電気は一切使わない。熱した石に水をかけ、蒸気を浴びる「ロウリュ」に支笏湖の水を用意し、外気浴は1棟ごとのデッキで椅子に座って行える。目の前に支笏湖と風不死岳の雄大な景色が広がるよう施設の角度にも気を配った。
同旅館を運営する丸駒温泉(日生下和夫社長)はサウナブームに着目し、昨年12月に本場フィンランド式のサウナを大浴場に導入。今年から、スタッフには民間認定資格「サウナ・スパ健康アドバイザー」の取得費用を助成し、現在4人が有資格者として働いている。これに加え、アウトドアのサウナ事業を模索していたIT企業ユーイー(札幌市)と連携し、屋外のサウナ施設を開発、共同で運営する。
日生下社長は「女性や若者層の新たな顧客開拓に手応えを感じている。支笏湖の魅力を守り、さらに多くの方に楽しんでもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。
事前予約制。利用時間は2時間半で、午前10時からと午後1時からのいずれか。1棟最大4人まで貸し切りで利用でき、料金は1万3200円。問い合わせは同館 電話0123(25)2341。
















