苫小牧市子ども・子育て審議会のヤングケアラー支援条例検討部会(岡田秀樹部会長)は15日、同条例の最終案をまとめた。家族の世話や介護、家事などを大人に代わって担うヤングケアラーに気付き、見守り、孤立させない社会の実現を目的とした条例。
同日、市職員会館で4回目の会合が開かれ、これまでの協議や10月に行った市民からの意見公募を踏まえ、市が提示した最終案を確認した。21日の同審議会で決定し、市は来年2月の定例市議会に条例案を提出。同4月の施行を予定している。ヤングケアラーに特化した条例は全国でも珍しい。
最終案は、ヤングケアラーの意向を尊重しながら、本人や家族が健康で文化的な生活が営めるよう市や関係機関、学校などが連携し、家族支援と一体的に進めることを規定。市の責務や保護者、市民、関係機関それぞれの役割も明文化した。
同部会は学識経験者や教育関係者、障害者支援や介護に関わる13人の委員で今年5月に発足。委員からは「丁寧に話し合ってきたことが反映されてよかった」「子どもの権利の視点が盛り込まれており、他の自治体の参考にもなる」と評価する声が上がったほか、「血の通った条例となるよう、多くの市民がヤングケアラーを知り、学ぶ機会も大切にして」との意見も出された。
同部会は合わせて、支援の方向性や関係機関の連携方法などを示したガイドラインの素案についても協議。学校や市民などがヤングケアラーに気付いた際の相談先や役割分担を示すフロー図や、子どもや家族の個人情報を関係機関で共有する際の留意点も盛り込むことを確認した。
















