従業員のメンタル不調16% 道内企業調査 過重労働は1割超 帝国データバンク札幌支店

従業員のメンタル不調16% 道内企業調査 過重労働は1割超 帝国データバンク札幌支店

 帝国データバンク札幌支店は、道内企業の「健康経営」に関する意識調査結果を発表した。自社において、過去1年間で「メンタルヘルスが不調となる労働者」がいたかについては、16・1%の企業が「いる」と回答。6社に1社の割合で、メンタル面の不調を抱える労働者がいることが明らかになった。

 従業員数の規模別では、「101~300人」の企業が38%で最多。これに「51~100人」(29・1%)で続いた。従業員数が多くなるほど、割合が高くなっている。

 また、自社において、過去1年間で過重労働時間(1カ月に100時間を超える時間外・休日労働)となる労働者がいたかについては、12・9%の企業が「いる」と回答。全体の1割を超えた。

 従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」に関しては、57・3%の企業が「取り組んでいる」と回答。半数を超える企業が従業員の健康管理について何らかの対応策を行っていた。一方、「取り組んでいない」企業は25・6%だった。

 具体的な取り組み内容(複数回答)は、「定期健康診断の実施」が91・2%でトップ。以下、「職場の喫煙対策の実施」(51・9%)、「労働時間・労働密度など心身の過重負担要因の改善」(44・6%)の順となった。

 「健康経営」に取り組んでいない理由(複数回答)については、「適当な人材確保が困難」が37%で最多。これに「効果的な実施方法が分からない」(33・9%)が続いた。

 企業からは「現在の業界を取り巻く環境下で、健康経営を行う余裕はない」(農・林・水産)との声も寄せられている。

 今後、導入したい健康保持・増進サービス(複数回答)では、「健診結果のデータ化・管理、分析」(28・6%)、「メンタルヘルスに関する各種チェックの策定・実施」(21・5%)が上位となった。

 同支店では「労働者の高齢化や人手不足が今後も予想される中で、企業経営において『健康経営』の重要性が一段と増していく」と指摘している。

 調査は9月15~30日に、道内企業1149社を対象に実施。497社から回答を得た。回答率43・3%。

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