苫東フォトコンテスト 金子さん2年連続グランプリ 市内外から359点応募

グランプリの「森のささやき」

 株式会社苫東(辻泰弘社長)主催の苫東インダストリアルパークフォトコンテストは今年、グランプリに苫小牧市東開町の金子道雄さん(75)を選んだ。市内外70人、作品計359点の頂点で、作品はキノコが生えた大木を捉えた「森のささやき」。金子さんは2年連続の最高位で、「信じられない。びっくり」と目を丸くして喜んだ。

 雄大な自然と多様な立地企業を有する苫東地域の魅力を発信しようと、2005年から続けており19回目。プロ、アマチュア問わず誰でも参加でき、今回は同社が脱炭素社会実現に向けて推進する「グリーントランスフォーメーション(GX)」の連想作品に贈られるGX賞、スマートフォン部門を新設した。

 今年は家庭用プリンターで印刷できるA4サイズの応募も可能にし、応募作品は昨年と比べて109点増えた。14日に市内ホテルで授賞式を行い、審査員を務めた写真家の水越武氏は「応募作品がとても増えてうれしい」と喜んだ。

 2年連続グランプリの金子さんは今年10月、苫東が敷地内で開いた一般向けフォトツアーで、つた(蔦)森山林内のキノコが生えた大木を偶然見つけ「『これだ』と思った」と撮影。見上げるような構図でキノコに降り注ぐ自然光を際立たせた。

 金子さんはもともと列車好きな「撮り鉄」。定年退職を機に撮影活動を本格化し、同フォトコンは2013年から挑戦。授賞式当日はくしくも誕生日で「うれしいプレゼント」と笑顔。水越氏も「昨年とは全く違う視点から素晴らしい作品を生み出した。タイトルも見事」と評価した。

 苫東の辻社長は「上位の受賞作品がすべて異なる場所から撮られている。まさに苫東の広大さを表現している」と強調し「企業誘致は年々盛んになっている。GXの看板の下、産業と自然の共生にこれからも取り組みたい」と話した。

 グランプリ以外の主な受賞作品は次の通り(敬称略)。

 ▽社長賞 「屋上展望」三戸部悦郎(苫小牧市)▽GX賞 「夕暮れのソーラーパーク」青木誠(千歳市)▽金賞 「威風堂々」河内俊介(苫小牧市)▽銀賞 「Jファーム」松下周司(厚真町)

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