苫小牧市は19日、市役所で市民防災講座を開いた。室蘭地方気象台の観測予報管理官や防災士などが樽前山噴火、津波、気象災害をテーマに講義。市民約50人が市内で想定される自然災害について知識を深め、防災意識を高めた。
北海道大学名誉教授の宇井忠英さんは、樽前山噴火の被害や備えについて語った。
1874年の噴火を踏まえ「中規模噴火では、市内中心部でも5センチ以上の火山灰が積もると考えられる」と指摘。市内西部の覚生川で泥流が発生し、国道やJRが不通になる可能性に触れ、「泥流は噴火発生後に雨が降ると起こる。天気予報の確認を」と呼び掛けた。
日頃の備えとしては「樽前山に関する資料や防災講演会、登山学習などで関心を深め、正しい知識を持つことが重要」と訴えた。
錦岡の自営業遠藤亮治さん(46)は「錦岡では小規模噴火でも避難しなければならない可能性があることを知った。事前の準備を進めたい」と語った。
















