道場生2人が好成績 新極真会柳原道場

道場生2人が好成績
新極真会柳原道場
優勝した田中(右)と森下

 苫小牧市内に拠点を持つ空手道場、新極真会柳原道場(柳原義文道場長)の門下生、田中愛莉(ウトナイ中1年)、森下心夏(錦岡小6年)の2人が5日に札幌市で開かれた骨髄バンクチャリティー第25回オープントーナメント全北海道空手道選手権大会の組手で好成績を挙げた。柳原道場長は「熱心に稽古に取り組んでいた結果が出た」と評価した。

 中学1年女子重量級の部に出場した田中はワンマッチの決勝戦に臨んだ。試合は延長の末3―0の判定勝で優勝。自宅から稽古場のある日新町へJRで休まず通い、千歳にある道場にも顔を出すひたむきな稽古の積み重ねが結果となって表れた。重く手数の多い突きを強みとする田中は「技ありをもらわないよう、相手との距離を詰めることを意識した」と振り返る。来年2月に大きな大会を控えており「スタミナを付け、一つ一つの攻撃に全力を出し切れるよう頑張りたい」と話す。

 同大会初出場の森下は6人が参加した小学6年女子初級の部に出場。持ち前の強い気持ちで前に出ながら得意の下段回し蹴りを駆使して決勝に進むも、格上相手との一戦では経験の差が出てしまい、一歩及ばず準優勝となった。「相手の正面に立たず回り込みながら、もっと攻撃を当てていくべきだった」と修正点を挙げ、筋力アップを課題に据えて次大会に向け準備を進める。

 同大会には497人(形、組手)が出場。同道場からは25人が男女それぞれ年齢や階級別で出場し、実力を競い合った。柳原道場長は「入賞できなかった門下生も僅差で敗れてしまったが、よく戦っていた。勝敗にかかわらず課題は必ずある。今回の経験を生かし、さらに上を目指してほしい」と期待を寄せた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る