苫小牧市沼ノ端中央のゲストハウス宇宙(そら)で18日、地域住民らに食事を振る舞う「地域食堂ひだまり」が始動した。子どもから高齢者まで幅広い年代の市民が交流する場をつくりたい―と、「宇宙」を切り盛りする田中由佳梨さん(43)が立ち上げた。初回の同日は小中学生や大人など約30人がカレーライスを味わい、おしゃべりを楽しんだ。
「宇宙」は旅館業や介護事業などを手掛ける市内双葉町の創合通商が経営。田中さんは小学1年から中学3年までの4人の子どもを育てながら、同社専務として施設運営を担当している。高齢者の孤立防止や子どもたちの豊かな育ちを目指し、3年ほど前から施設の食堂を使った居場所づくりを計画。コロナ禍で開催を見送ってきたが、この日ようやく実現した。
同日は午前10時のスタートと同時に子どもたちが続々と集まり、正午ごろには食堂が満員状態に。カレーライスやサラダ、デザートのリンゴが振る舞われたほか、お菓子のつかみ取りも行われ、子どもたちの笑顔がはじけた。
ウトナイ中1年の男子生徒は「友達とこうやってご飯を食べる機会はないので、とても楽しい」と喜んだ。4~8歳の孫3人を連れて来た東開町の女性(49)は「子育てしている人、特に一人親にとって、頼る場ができるのはとてもありがたいと思う」と語った。
「地域食堂ひだまり」は中学生以下無料、高校生以上400円で利用できる。食材購入費などの経費は利用料金と市民や企業などからの善意を活用する考え。当面は毎月第3土曜日に開催する。田中さんは「沼ノ端地区には子ども食堂や地域食堂がないと聞いている。無理なく活動を続け、みんなの居場所として定着させることができれば」と話している。
次回は12月16日に開催予定。問い合わせは同社 電話0144(84)8815。
















