ソフトバンクの宮川潤一社長を講師に迎えた「デジタル・スタートアップセミナー」(道、札幌市主催、北大サステナビリティ推進機構共催)が24日、北大学術交流会館講堂で開かれた。宮川氏は「テクノロジーの新潮流~北海道のスタートアップ戦略」と題して講演した。
宮川氏は、生成AIの開発を目指す国内最大規模のデータセンターを苫小牧市に設置する理由について「高度な計算能力を支えるには電力が必要。冷涼な気候、豊富な再生可能エネルギーと、欧州や米国とをつなぐ国際海底ケーブルの陸揚げ拠点となる苫小牧地域はデジタル通信のハブ(中核)になる可能性がある」と強調。半導体産業の集積と成長、北大をはじめとする産学連携の推進、新規事業を立ち上げるスタートアップの創出などハード、ソフトを両立させることで「北海道が日本の中心になるチャンス。北海道が日本の成長エンジンになれば日本は活気づく」と語った。
また、大学と企業の連携でスタートアップの企業や人が成長し投資を呼び込む「米国のシリコンバレーのようになって日本経済のけん引役に」と期待を込めた。
宮川氏は「スタートアップに必要なキーワードはAI。高度な計算能力を持つデータセンターが必要」と述べて、データセンターは産業構造を変革させる重要なインフラと指摘。AIを活用した映像画像処理や音声認識、生成AIの地場モデルの開発などを例示しながら、10年先を読むプロジェクトをと提言した。
















