総括判断 緩やかに持ち直し 11月道内景況 全項目で据え置き 北海道経済産業局発表

総括判断 緩やかに持ち直し 11月道内景況 全項目で据え置き 北海道経済産業局発表

 北海道経済産業局は、11月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」と3カ月連続で据え置いた。主要項目別も全て前月から据え置き、生産活動は依然として「弱い動きとなっている」としたが、観光は4カ月連続で「改善している」と判断した。

 9月の経済指標を中心に、10月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」と指摘している。

 生産活動は、前月同様に「弱い動きとなっている」と判断。9月の鉱工業生産が前月比1・3%減と2カ月ぶりに低下したほか、前年同月比4・8%減と17カ月連続で前年を下回ったため。鉄鋼業など8業種は上昇したが、金属製品工業やパルプ・紙・紙加工品工業など7業種が低下している。

 個人消費は、3カ月連続で「緩やかに改善している」と判断した。9月の販売額はホームセンターが前年を下回ったが、百貨店、自動車販売など他の6業態が前年を上回ったため。企業からは「例年になく真夏日が続いた影響で、9月に入ってもエアコンの売り上げが伸びた」(家電大型専門店)、「残暑の影響から冷感素材の商品は好調だったものの、外で使用するDIY用品やレジャー商品は不調だった」(ホームセンター)との声が寄せられた。

 観光は、4カ月連続で「改善している」とした。9月の来道客数が前年同月比20・7%増と23カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も9万4040人あった。ヒアリングでは「外国人観光客は引き続き韓国・台湾が中心であるものの、欧米や東南アジアからの観光客も増えている印象」(観光協会)との指摘が出ている。

 公共工事は、2カ月連続で「増加した」と判断。住宅建設は「弱い動きとなっている」、民間設備投資は「増加している」、雇用動向は「弱含んでいる」といずれも判断を据え置いた。

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