ヤングケアラー地域で支えよう 東開文化交流サロンで研修会

ヤングケアラー地域で支えよう 東開文化交流サロンで研修会
ヤングケアラーについて理解を深める参加者

 大人に代わって家庭内の仕事や家族をケアする子ども、ヤングケアラーへの理解を深める研修会が25日、苫小牧市東開文化交流サロンで開かれた。北海道ヤングケアラー相談サポートセンター(江別市)の加藤高一郎センター長が講師となり、さまざまな事情を抱える子どもを地域の中で見守り、支え、孤立させないために必要な視点を解説した。

 市東地域包括支援センターが主催し、地域住民ら約20人が参加した。

 加藤さんはケアラー支援ネットワークえべつケアラーズの代表も務め、家族をケアする人の悩みや相談に応じている。最近はヤングケアラーからの相談も増え、名前や住所を明かさずメールや無料通話アプリなどで相談を寄せるケースも少なくないことを語った。

 相談者の多くが家族の病院受診の付き添いや買い物などを行っており、「誰かに代わってもらいたい」「自由な時間が欲しい」と思っている一方、自分がヤングケアラーであることに気が付いていないことも指摘。家族をケアする子どもと接する際の留意点として、親を責める言動や、「かわいそう」「大変だね」と同情したり、あわれんだりしないといったポイントも紹介した。

 市が現在、制定作業中の市ヤングケアラー支援条例も取り上げ、「他都市に誇れる素晴らしい条例」と評価。「子どもは専門の相談窓口ではなく、身近にいる話しやすい大人に相談する。子どもの話を聞いてくれる大人が地域にたくさん増えることを願っている」と語った。

 研修会を企画した同包括支援センターの米田清美さんは「最近、ヤングケアラーと思われる子どもに関する事例に遭遇することが増えている。地域全体で関心を高めるため、今後も研修会を開いていきたい」と話している。

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