全項目「目標おおむね達成」以上 市立病院22年度経営評価

全項目「目標おおむね達成」以上 市立病院22年度経営評価
報告書を手渡す豊田委員長(左)

 苫小牧市立病院事業経営評価委員会(委員長・豊田健一苫小牧市医師会副会長)は28日、2022年度の同院医療機能や経営の効率化などを評価した報告書を市に提出した。前年度に引き続き新型コロナウイルス感染対応に力を入れ、全33項目で目標をおおむね達成したと評する「C」以上を付けた。

 22年2月策定の市立病院経営指標に基づく評価。医療機能、経営効率化、収支状況など各項目で定めた目標と実績を基にA~Eの5段階で評価した。22年度は目標を大幅に上回った「A」が7項目(前年度比1増)、目標達成の「B」が22項目(同3増)、目標をおおむね達成の「C」が4項目(同4減)で、目標を下回る「D」「E」は前年度同様にゼロだった。

 このうち病床利用率は52・7%で、コロナ対応による休止病床の発生などで目標値53・6%を下回り、同院は自己評価を「C」としたが、委員会は「休止病床を除いた利用率は66・5%。通常診療を一部制限し、コロナ対応を積極的に行った」として「B」を付けた。経常収支は、コロナ対応で国や道の補助金が入ったため9億8800万円の黒字で、目標の2億400万円を大幅に上回り、前年度同様「A」となった。

 この日は豊田委員長、菅原真一副委員長が市役所で山本俊介副市長に報告書を手渡した。豊田委員長はコロナ患者の積極的な受け入れと高度急性期医療提供の両立を高く評価。コロナの5類移行で新たな局面を迎え「先行き不透明な要素も多くある中で、公立病院としての役割・機能を発揮し続けて」と期待した。

 同院は国の制度見直しに伴い、今年9月に「紹介受診重点医療機関」に指定され、来年3月から紹介状を持たない初診患者の選定療養費(追加料金)を大幅に引き上げる予定で、山本副市長は「これからの経営が大切。さまざまな面で手を打っていかなければならない」と述べた。

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