苫小牧市内小中でインフル猛威 今月は延べ230学級閉鎖

苫小牧市内小中でインフル猛威 今月は延べ230学級閉鎖
手洗い、うがいをする児童=苫小牧若草小

 インフルエンザが全国的に流行する中、苫小牧市内の小中学校で学級閉鎖や学年閉鎖、学校閉鎖が相次いでいる。苫小牧保健所が9日からインフルエンザ注意報を発令中で、今月は28日までに延べ230学級が閉鎖。教育現場は新型コロナウイルス感染拡大時と同様に警戒し、対策を徹底している。

 北海道感染症情報センターによると、直近の1週間(11月13~19日)の苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)の定点当たり患者数は27・50人で、前週比3・87人増。警報発令基準の30人に迫っている。

 市教育委員会によると、市内小中学校の学級閉鎖は10月が6校8学級だったのに対し11月は28日時点で28校230学級と、前月の約29倍に上っている。

 このうち4校では学校閉鎖措置が講じられ、市教委は22日の小中学校教頭会議で改めて注意喚起。東峰秀樹参事は「換気はもちろん加湿器やぬれタオルなどで教室の保湿を行うとともに睡眠、栄養をしっかり取ってもらい感染拡大に歯止めをかけたい」と話す。

 若草小は従来のコロナ対策同様、▽手洗い・うがい▽マスク着用▽サーキュレーターと窓開けによる換気▽保護者への一斉メールによる注意喚起などを組み合わせ、乾燥しやすい室内では加湿器なども用いて感染予防を促す。異学年との接触を避けるため、児童委員会は中止。福岡雄司教頭は「換気と保湿、手洗い・うがいを徹底している。早く終息してほしい」と願う。

 沼ノ端小も例年同様、教室の座席にぬれタオルをかけるなどの対策を継続している。

 市内では、高校でも今月に入って感染者数が急増。南高校は20日から22日まで1学年を閉鎖し、試験日程を延期した。

 西高校も20日から24日まで1クラスが学級閉鎖となり、コロナ下で実践した感染症対策を徹底。3年生は大学受験を控えており、阿部正行教頭は「受験生は住み慣れた地域を離れて試験会場に行くことも多いだけに、体調管理をしっかりするよう促したい」と語る。

 同保健所は「今年は流行時期が過去10年で一番早く、終息の見通しが立っていない。人混みを避けたり、消毒をしたりと各自感染予防を心掛けてほしい」と訴える。

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