ASC 道リーグに復帰 降格から1シーズン、安定の戦い サッカー

道リーグ昇格を決めたASCイレブン

 第21回北海道サッカーリーグブロックリーグ決勝大会(10月)で苫小牧市のASC北海道が優勝、来季から道内アマチュアトップの北海道サッカーリーグ昇格を決めた。2022年度の道南ブロックへの降格から最短の1シーズンでの復帰にチームは活気づいている。

 ASCは22年度の道リーグ、勝ち点11(3勝2分け9敗)で最下位の8位に終わり、23年度は道南ブロックリーグ降格になった。メンバーはトップリーグのレベルの高さを実感。前半戦は苦戦したが、後半は戦術も組みながら奮闘した。

 降格にはなったものの、今季は「昨年経験した道リーグを感触を忘れず、プレーの質を上げていこう」(永澤宏基監督)と課題も整理しながら復帰に向けて戦力・戦術を探った。

 日本製鉄室蘭、トヨタ自動車北海道など6チームで争った今季の道南ブロックリーグは混戦だった。その中でASCは6位の函館市役所に星を落としたが、VAIN FC伊達などの上位陣には無敗、8勝1分け1敗と安定した戦いを見せて優勝した。

 道南ブロックトップで臨んだ北海道ブロックリーグ決勝大会は、CanaLe小樽(道央・道北ブロックリーグ)に3―2、新得フットボールクラブ(道東ブロックリーグ)に2―1、アンフィニVANKEI・FC(札幌ブロックリーグ)に5―0と全勝で優勝。永澤監督は「決勝大会は先制されても落ち着いて自分たちのサッカーができた。勝ち切れたのはチームとして成熟したこと」と振り返る。

 来季は即戦力も期待できる新人を入れ、課題だった選手層の厚さを補強する。永澤監督は「来季はまず道リーグ残留が目標になる。そこからどれだけ上位と戦えるかが課題。昨年経験した道リーグのスピード感、攻撃の形などに対応できるように前半から戦っていきたい」と気を引き締めている。

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