競馬で国内外のG1レースを6連勝したイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也きゅう舎)の現役引退が決まった。馬主の有限会社シルクレーシングが11月30日に発表した。天皇賞・秋(10月29日)を制し、中3週で臨んだ26日のジャパンカップでも勝ったイクイノックスの馬体に異常はないものの、疲労が見られ、有馬記念(12月24日)に万全の状態で出走するのは難しいと判断された。
海外を含む戦績は10戦8勝で、獲得賞金は日本中央競馬会(JRA)の所属馬として歴代1位の22億1544万6100円。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。
2022年に天皇賞・秋と有馬記念を制し、同年のJRA年度代表馬に選出された。今年3月のドバイ・シーマクラシックで圧勝した内容が評価され、国際競馬統括機関連盟による競走馬世界ランキングで1位に。現役最後のレースとなったジャパンカップでは、今年の3冠牝馬リバティアイランドなどに勝った。

















