千歳市は、次世代半導体製造のラピダス(東京)が同市美々地区で建設している半導体工場の稼働に対応し用排水処理施設などを整備する。インフラ整備に要する全体の事業費は120億~140億円を見込んでいる。5日までに市が明らかにした。
同社が2025年4月に予定している試作ライン稼働時の1日の排水量4000トンは現有施設で対応が可能であることから、生活排水と一緒に汚水管に接続して市浄化センター(清流)で処理する。
一方、27年予定の量産体制の本格稼働時は、1日の排水量は最大で2万4000トンが見込まれる。試作ラインと合わせ2万8000トンを処理する見通し。既存の下水道管きょによる排水、公共下水処理場の能力では処理できないことから、1分間当たり24トンの圧送能力を有するポンプ場を新設して市浄化センターまで送り、処理後は千歳川に放流する計画だ。
ポンプ場の整備事業費は約25億~30億円。美々地区から浄化センターまでの管延長は9・5キロ。口径600ミリの圧送管を26年9月の完成を目標に設計・施工一括方式で整備する。事業費は約70億~80億円。
市浄化センターは、現行4系列の水処理施設のうち未整備の分を26年3月の完成を目標に整備し、処理能力を増強する。事業費は約25億~30億円。
排水設備の整備財源は、国や道に補助金を要望している。政府は半導体関連企業が集積する地域のインフラ整備のための新たな交付金を創設する方針を示している。11月には横田隆一市長が内閣府等関係省庁へ必要額の確保を求め要望しており、市は「今後も引き続き国に求めていく」としている。
















