道企業局の松田尚子次長は7日の道議会予算特別委員会で、ラピダス(東京)が千歳市に建設中の次世代半導体工場で2027年の本格稼働時に使用する水を、苫小牧地区工業用水道(工水)から供給することについて「今後は工事施工計画の検討や事業費の精査をさらに進め、必要な予算案を次期定例会に提案する」と述べた。寺島信寿氏(公明党)の質問に答えた。
道では今定例会の補正予算案に、設計と工事の発注に必要な192億円の債務負担行為限度額を提案している。今後は、年度ごとの工事費の支払いに必要となる金額の精査を進め、それぞれの年度ごとに関連予算案を提案し、道議会で審議してもらう方針。整備費用はラピダスが全額負担することで合意している。
松田次長は「ラピダス社が求めるスケジュールに間に合うよう、引き続き道路などにおける配水施設の整備が円滑に行えるよう関係機関と協議していく」との姿勢を示した。
寺島氏は、千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」に建設中のラピダスの工場へ、苫小牧工水を供給する場合に「どのような手続きが必要となるのか」と質問。
奥河俊明工業用水道課長は「地方公営企業法に基づく道の条例で、苫小牧工水の給水区域は苫小牧市、厚真町と安平町の一部と定められている」と説明。千歳市は給水区域外となっているため「工業用水道事業法に基づき、工事を開始する前に経済産業省へ届け出るとともに、拡大される区域に給水を開始するまでに、事業計画の変更に関して経産大臣の承認を得た上で、道議会で条例改正の議決を得ることが必要になる」と答弁した。
















