ラピダス 環境への影響注視 市議会定例会開会 一般質問始まる

ラピダス 環境への影響注視 市議会定例会開会 一般質問始まる

 苫小牧市議会の第4回定例会が7日開会し、本会議で一般質問が始まった。6、9月定例会に引き続き、千歳市で工場建設が進む次世代半導体製造ラピダス(東京)に関する質問が集中。初日から与野党4人が取り上げ、半導体の製造に使用する水の供給や環境への懸念、期待される企業進出の対応など幅広い質疑を繰り広げた。

 牧田俊之氏(改革フォーラム)は、同社が使う安平川を水源とする苫小牧地区工業用水道について、送水管の経路がどうなるかをただした。小名智明産業経済部長は「道からは基本的に道道や市町村道に敷設すると聞いている」と説明。さらに半導体製造では大量の水を使うため、市内の企業誘致に影響が出ないよう、市が道に要請していることも明かした。

 原啓司氏(共産)は送水管の建設に関連し、周辺地域における環境への影響を取り上げた。原氏は「周辺は貴重な動植物が生息する地域があり、環境に与える影響が大きい」と指摘したが、石黒幸人環境衛生部長は「送水ルートの施工方法や計画について情報収集に努め、環境へ及ぼす影響を注視したい」と述べるにとどめた。

 桜井忠氏(会派市民)は、工場の排水を千歳川へ放出することを巡り、苫小牧市民の安全確保を求めた。木村淳副市長は「量産開始以降、工場排水は1日当たり2万8000トン。千歳市で処理後、千歳川に放流する」と説明した上で「市民の安全が最優先。工場排水で洪水が懸念される場合、対策を講じる必要がある」と強調した。

 金沢俊氏(新緑)は、市内東部を中心に住宅や企業などの立地が見込める中、市街化調整区域の緩和を提案。町田雅人総合政策部長は「苫東地域(苫小牧東部地域)をはじめ、既存の市街化区域で未利用地が残っている。まずは市街化区域内の土地利用に期待している」と理解を求めた。

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