昭和時代の生活道具から当時の人々の暮らしぶりを振り返る企画展「昔の道具~水と暮らし~」が9日、苫小牧市美術博物館の第1、2展示室で開幕した。電気洗濯機や電気釜、五右衛門風呂など昭和時代を支えた94点を展示。来館者はタイムスリップしたかのような気分を味わいながら、展示品を懐かしそうに眺めていた。
水に関係する道具を風呂や調理、遊具といった用途別に配置。氷冷蔵庫や鉄瓶、とっくり、超音波美顔器、水出しくじなどが並ぶ。同館所蔵品以外にも室蘭市民俗資料館や北海道博物館の資料を約25点集めた。
苫小牧ゆかりの品も多数陳列。丸善市町で製造されたジュース瓶や、宮沢賢治が花巻農学校(岩手県)の修学旅行引率教師として苫小牧を訪れた際に宿泊した旅館「富士館」の番傘や洋皿もある。
「社会の教科書に載っている氷冷蔵があった」と目を輝かせていたのは、拓勇西町の小野豪騎君(9)。大成町の会社員女性(55)は「懐かしい部分と、今も日常で使っているものがあった。レトロブームなので、今の若い人にも受け入れてもらえそうなデザインがたくさん」とほほ笑んだ。
このほか、第3展示室と中庭展示スペースでは特集展示「THE SNOWFLAKES」が始まった。白老町の飛生アートコミュニティーで結成されたアーティスト集団による「インスタレーション」(場所や空間全体を作品として体験させる芸術)で、海岸に打ち寄せられた流木や浮きを素材にオブジェを制作。照明や音響を駆使した展示が来館者を引き付けている。
企画展は来年1月28日、特集展示は3月24日まで。午前9時半~午後5時で月曜休館。観覧料は一般300円、高大生200円、中学生以下無料。



















