【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャース入団が正式発表された大谷翔平選手(29)について、複数の米メディアは11日、10年総額7億ドル(約1015億円)の大型契約の詳細を報じ、年俸は2033年まで毎年200万ドル(約2億9000万円)に抑えられることが分かった。
単年平均だと本来なら7000万ドル(約101億5000万円)を受け取れるはずで、わずか3%程度になる。スポーツ専門局ESPNは33年までの10年間の年俸が計2000万ドル(約29億円)にとどまり、契約の終わった34年から43年で残りの6億8000万ドル(約986億円)を受け取ると説明。「97%以上が後払い」と伝えた。
大リーグでは、チームの年俸総額が規定額を超えると課徴金(ぜいたく税)を支払う制度がある。ドジャースが大谷に毎年7000万ドルを払う場合、ぜいたく税が発生し続け、他の補強が進まなくなるリスクがある。
今回の契約では、大谷側の提案で「後払い」が可能となり、ぜいたく税への影響が軽減。ドジャースは先発投手を必要としており、プロ野球オリックスからメジャー移籍を目指す山本由伸投手に興味を示すなど、今後も積極的に補強に動きそうだ。














