北海道財務局は、2023年10~12月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の業況判断BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」と回答した企業の割合を引いた数値)はマイナス2・1となり、前期(7~9月期)に比べ15・5ポイント悪化。3期ぶりにマイナス水準となった。
製造業は前期から3・4ポイント下降した2・2。原材料価格の転嫁が進んできたことや、需要の回復により3期連続でプラス水準を維持している。一方、非製造業は19・1ポイント下降してマイナス3・4となり、3期ぶりにマイナス水準となった。
製造業の業種別では、前期から食料品、窯業・土石製品、木材・木製品、金属製品が改善。パルプ・紙・紙加工品と鉄鋼業、生産用機械器具、電気機械器具、輸送用機械器具が悪化した。
非製造業の業種別では、情報通信業は横ばいだったが、大半が前期から悪化。宿泊業・飲食サービス業は89・6ポイント下降してマイナス46・7となり、マイナス水準に転じた。
企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比12・9ポイント減のマイナス2・9となり、7期ぶりにマイナス水準に。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は27・6ポイント減のマイナス11・9となり、3期ぶりにマイナス水準。中小企業(同1000万円以上1億円未満)は10・6ポイント減の2・8となり、3期連続でプラス水準を維持した。
全産業の先行きについては、24年1~3月期はマイナス8・3、同4~6月期は1・3とプラス水準に転じる予想だ。
財務局では「北海道の特性として、10~12月期調査は前期からBSIが低下する傾向にある」と説明。「前期から引き続き『価格転嫁が実現できており、今年度は増収を見込む』との声も広く聞かれる一方、(人手不足による人材確保のため)人件費の増加が収益悪化要因になってきているとの声も聞かれる」と指摘している。
調査は11月15日を調査時点に、道内企業477社を対象に実施。387社から回答を得た(回答率81・1%)。
















