自民裏金疑惑、苫小牧市内の有権者も憤り 「説明責任を」

自民裏金疑惑、苫小牧市内の有権者も憤り 「説明責任を」

 「市民感覚と懸け離れている」―。自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、岸田文雄首相が安倍派の閣僚・副大臣を交代させる人事を行った14日、苫小牧市内の有権者からは説明を求める声や厳しい意見が相次いだ。

 柏木町の会社役員佐久間良一さん(73)は裏金疑惑で事実上更迭される閣僚に対し「『コメントを控える』というのは民主主義に反し、説明できないというのなら辞めるのが正しい」と指摘。「(裏金とされている金額は)庶民にはぴんとこない額で憤りを超えてあきれている」とため息を漏らし「更迭や辞任で幕引きを図るのではなく、今後このようなことが起きないよう具体的な方策を示してほしい」と求めた。

 「辞めれば責任を取ったことになるのか」と語るのは、明野新町の会社員杉保智さん(41)。「物価が上がって生活は決して楽ではないが、給料から毎月きちんと税金を収めている。そうした仕組みをより守るのが政治家」と強調。「不正を働いていたとしたら、有権者に対するひどい裏切りで民間企業と同じように、問題をしっかりと明らかにしてほしい」と訴えた。

 苫小牧高専に通うウトナイ南の上野愛結さん(18)は「(閣僚は)いつも同じような顔触れで若い人や女性がおらず古い考え、仕組みがずっと続いているように見える」と主張。「支持率が下がっている中、この内閣を継続させる理由が分からない。口だけで全然実行に移せていないことも多く、国民の意見がもっとダイレクトに届く内閣にしてほしい」と注文を付けた。

 泉町の佐々木功さん(78)も「安倍派(の閣僚)がいなくなるだけで何が変わるのか。首相が掲げる政治改革も、どこまで実行されるのか」と冷ややかだ。

 夫婦でパン店を営む澄川町の石見妙香さん(43)は「物価高騰で国民が真綿で首を絞められているような状況下、政治家が私腹を肥やしていたのであれば本当に許せない」と憤る。大学生と高校生の2人の子どもを持つが、首相肝煎りの大学の授業料無償化についても「少子化対策としては効果が薄いのでは」と懐疑的で「閣僚交代にはまったく期待していない。選挙という形で国民に判断してもらっては」と述べた。

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