苫小牧市内のアームレスリングチーム「パンプアップ塾」(星山一範塾長)に所属する志賀雄太が11月に東京都を舞台に開かれた第40回JAWA全日本アームレスリング選手権大会に、国内でも数少ない1級レフェリーとして参加した。「公平なジャッジを心掛けて取り組んだ。学びの多い大会で楽しむことができた」と笑顔で話している。
1級レフェリーは道内で2人、全国で24人と少なく、選手兼レフェリーとして活動しているのは志賀だけ。今大会は練習が足りず、選手としての大会出場は見送った。「選手としてのプレッシャーがない分、楽しみながらもやるべきことに集中できた」とレフェリー一本で臨み、約20試合のジャッジを担当した。
「試合を一番近くで見て、いろんな選手の技術などを学びたい」と10年前にレフェリーを始めた。これまで地区大会など数多くの大会で幅広く活動の場を広げてきた。「全日本はトップクラスの選手が集う大会。力も大事だが、負けない気持ち、メンタル面が一番大切なんだな―と選手の試合から学んだ」と収穫のある大会となった。
選手としてもこれまで多くの功績を残してきた志賀は「生涯現役。来季は全日本の舞台に選手としても出場し、日本一のタイトルをつかみたい。選手とレフェリーの両立に励んでいく」と語った。

















