初の海外遠征を控える駒大苫小牧高校吹奏楽局は31日まで、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。2月に台湾・高雄市で開かれる音楽イベントに出演するための遠征費の一部に充てる。寄付金額は1000円からで、部員たちは「ぜひ協力を」と呼び掛ける。
同局は部員75人で活動しており、公演ではマーチングやシンフォニック、ポップスなどを披露。8月に日胆地区吹奏楽コンクールで金賞代表と初の室蘭市長賞に輝いたほか今月9、10日には埼玉県で行われた第51回マーチングバンド全国大会で銅賞を獲得した。
今年はエスコンフィールド北海道(北広島市)で同校野球部の応援をしたり、オホーツク管内斜里町や網走市で演奏会を重ねてきた。
今回の遠征は、2019年に苫小牧市内で行われた駒沢大学の同窓会で同局の演奏を聴いた同窓会の台湾支部から交流の申し出があったのがきっかけ。20年2月、同局の定期演奏会で高雄市の小学生33人との共演が実現し、次は台湾で公演を―と考えていた矢先、新型コロナウイルスが流行し、断念を余儀なくされた。
今年に入って高雄市での音楽イベントに特別ゲストとして参加してほしいと実行委からオファーを受け、4年越しで台湾公演が実現する。
CFは渡航費が当初想定していたよりも膨らんだため企画。目標金額は150万円で、航空券の値上がり分とパスポート費用に充てる。
返礼品はお礼の手紙、演奏動画、オリジナルグッズ(エコバッグ、うちわ、タオル)などを用意。最高金額10万円の寄付では、23年2月に行った定期演奏会のDVDなどの特典がもらえる。
台湾遠征には参加を希望した部員56人と顧問3人で臨み、2月1日の音楽イベントで演奏後、2日には台湾の小学生と交流。3日に帰国する。返礼品の発送は2月中旬ごろを予定している。
海外に行くのは初めてという、3年の水野夢羅(ゆら)さん(18)と2年の黒田日和さん(16)は「現地での交流が楽しみ」と胸を躍らせる。2年の小林花恋さん(17)は「言葉や文化が異なる中、音楽で台湾の人たちとつながれることがうれしい」と話す。
内本健吾顧問は「日本人として恥じない演奏、演技で音楽を通して日台友好に貢献したい」と語る。
CFは専用サイト「キャンプファイヤー」で受け付けている。



















