苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会(菊池吉幸代表)は16日、市川沿公園体育館で「北海道小・中学生交流卓球大会」を開いた。男女それぞれ実力でクラス分けし、全道各地から集った80人が予選リーグ、決勝トーナメントのシングルス戦で練習の成果を競い合った。女子2部で北海道菊卓会の近森なつのが準優勝した。
最も遠方のオホーツク管内雄武町からは、全道や全国大会で活躍する2選手が参戦。引率の山崎千春コーチは「普段は旭川まで行き、練習している。地元では同年代の選手と試合をすることが少ないので子供たちにとっても貴重な機会」と話した。
今年7月、全日本卓球選手権大会カブの部でベスト16まで上り詰めた旭川市のエレッズ旭川に所属する伊藤莉菜(小学4年)は「最後まで諦めず、楽しく卓球ができた」とほほ笑んだ。
大会は道内の競技レベル向上を目的に毎年開催している。菊池代表は「道内の有望な選手たちが集まって交流し、実力を競うことでレベルも上がる。今後も続けていきたい」と話した。
各部の決勝の結果は次の通り。
▽男子1部
後藤福之助(スネイルズ=札幌)2-0長嶋奏音(スマイルクラブ=十勝)
▽同2部
吉田航希(千歳富丘クラブ)2-0谷裕真(エレッズ旭川)
▽女子1部
真野楓(美唄StarJr)2-0髙谷友梨乃(スネイルズ=札幌)
▽同2部
森陽葵(美唄StarJr)2-1近森なつの(北海道菊卓会)

















