成人期の体格指数(BMI)がやや低め(正常低値)からやや高め(正常高値)に推移した人に比べ、BMIが低下した人や低体重状態が続いた人は死亡リスクが高かったと、米国などの研究グループが発表した。
研究グループは、40~69歳の日本人6万5520人を20年以上追跡した研究データを分析。BMIの推移パターンで、 (1) 低体重状態が継続 (2) やや低め→やや高め (3) 正常→過体重 (4) 正常→肥満 (5) やや高め→やや低め (6) 過体重→正常_の6グループに分け、死亡リスクとの関係を検討した。
その結果、BMIが上昇した (2) グループと比べ、BMIの低い状態が続いた (1) の死亡リスクは26%、BMIが低下した (5) は10%、同じく低下した (6) は16%高かった。また、BMIが肥満状態になった (4) の人も、 (2) に比べて死亡リスクが22%高かった。
なお、BMIが低下した (5)、 (6) グループは糖尿病などの病歴を持つ人が多く、病気の影響による体重減少が示唆された。
(メディカルトリビューン=時事)














