強度近視患者 AIで視力障害リスクを予測

強度近視患者  AIで視力障害リスクを予測

 人工知能(AI)技術を用い、失明の主要な原因である強度近視患者の長期的な視力と視力障害リスクを予測するモデルを開発したと、東京医科歯科大大学院などの研究グループが発表した。

 2050年までには世界人口の約1割が強度近視になると予測され、対策が求められている。研究グループは、11~21年に同大で眼科検査を受け、3年後と5年後の最高矯正視力(BCVA)を記録した強度近視患者967人(平均年齢58・5歳)、1616眼のデータを解析。患者情報や眼底写真など34の特徴を基に (1) 3年後と5年後の視力を予測する (2) 5年後の視力障害リスクを予測する_AI機械学習モデルを開発し、その精度を検証した。

 その結果、両モデルとも高い予測精度が示された。視力障害リスクを予測する主な因子として、初回検査時のBCVA、年齢、網膜の変性や異常血管の形成既往が特定された。

(メディカルトリビューン=時事)

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