鈴木直道知事は20日の定例会見で、札幌市が19日に冬季五輪・パラリンピック招致停止を決定した後の道内冬季スポーツやアスリートの育成について「オリ・パラ招致にかかわらず、引き続き競技団体などと連携、協力し、国際大会で活躍できる選手の育成に取り組むことが大事だ」との姿勢を示した。
知事は「北海道で生まれ育った選手が国際的な大会で活躍する姿は、私たち道民に夢と感動を与えてくれる」と指摘し、「次世代を担う子どもたちにとっても大きな目標、励みになると考えている」と説明した。
また、知事は、障害の有無にかかわらず「誰もが日常的にスポーツを楽しめる環境づくりも進めていく」と強調。「スポーツの持つ力を最大限活用して、地域の活性化につなげていくことが大切だと思っている」と述べた。
2014年11月から約9年間にわたった札幌冬季五輪招致活動は停止したが、「北海道、札幌が、世界的に見ても非常に優れた、価値のある地域であることは間違いない」ことも指摘。「あらゆる機会を捉えて、世界に向けて発信していくことが大切だ」との考えも示した。
19日の招致関係者意見交換会で、日本オリンピック委員会(JOC)側へ五輪の信頼回復に向けた取り組みを強く要望したことについては「やはり東京(五輪)大会の一連の事件が(今回の招致活動に)与えた影響が大きかったのではないか。信頼回復に向け、JOCと方向性を共有する大切な場面だった」と語った。
記者団から招致活動「停止」を「再開」するタイミングについて問われた知事は「それは正直、今の時点でどうこうという話ではないのではないか、と思っている」と述べた。
















