人間とAIの違い学ぶ 市科学センターでサイエンス・カフェ

人間とAIの違い学ぶ 市科学センターでサイエンス・カフェ
AIと人間の関係を話し合う田口教授と参加者(提供)

 苫小牧市科学センターは17日、「科学と哲学」をテーマに研究者と市民が一緒に考えるサイエンス・カフェを同施設で開いた。市民13人が参加し、人間とAIの違いについて学んだ。

 北海道大学大学院文学研究院の田口茂教授が、科学の変遷などについて講演した。科学の歴史には「技術と結び付いた実用的な知としての科学」と「哲学と結び付いた普遍的・理論的な知としての科学」の2種類あることを説明。このうち、実用的な知の例として人工知能(AI)を挙げ、「AIが人間の仕事を肩代わりするようになれば、人間の生きる意味は何になるか」と問い掛けた。

 参加者はグループに分かれて意見交換し、「AIは目的を得意にこなすが、無駄なことをするのは苦手」「AIに死という概念は存在せず、ネガティブな感情を持ち、それを制御できるのは人間だけ」などAIの普及についてさまざまな意見を出した。

 田口教授は「人間には死があり、時間を価値として認識できるが、AIにはできない。ただ、この価値を理解した時には人間の真の同伴者となる可能性がある」と語った。

 参加した桐生信さん(76)=錦西町=は「AIに対する個々の意見を分かち合えてよかった」と話した。

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