政府が22日に閣議決定した2024年度予算案で、北海道開発予算の総額は23年度当初予算(5705億円)から21億円増の5726億円を計上し、3年連続の増額予算となった。
24年度は、今年度中の閣議決定を目指す次期北海道総合開発計画の初年度。その計画を踏まえ(1)生産空間の維持・発展による食料安全保障および観光立国の一層の強化(2)わが国のエネルギー供給基地も担うゼロカーボン北海道の実現(3)デジタル関連産業の集積支援(4)安全・安心に住み続けられる強靱(きょうじん)な国土づくり(5)白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)等を通じたアイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進(6)北方領土隣接地域振興対策―の6本を柱に重点配分する。
23年度補正予算との合計は7386億円となり、6年連続で7000億円台を維持した。年度の切れ目なく取り組みを進める。
一般公共事業に充てられる北海道開発事業費は5609億円で、23年度当初を約21億円上回った。事業別では、港湾整備費はほぼ横ばいの174億円となったが、空港整備費は約4億円増の60億円を確保。治山治水は横ばいの1022億円を計上した。
事業別で予算規模が最大の道路整備事業も微増の2189億円を確保。札幌駅南口の再開発ビル内に設けるバスターミナルの整備などを本格化させる。
アイヌ政策に関する経費は18億円を盛った。ウポポイに国内外から多くの人々が訪れるよう、戦略的な誘客施策を実施。年間来場者数100万人を目指し、魅力的なコンテンツを提供する。
鈴木直道知事は「食料安全保障や観光立国の一層の強化、アイヌ文化の国民理解の促進など、必要な予算が確保された」との認識を示し、「国の施策・予算を最大限活用し、一人一人が豊かで安心して住み続けられる社会の実現に向けて、地域の力を高めていくよう、全力で取り組んでいく」とのコメントを発表した。
















