家族の引きこもりに悩む人でつくる苫小牧市内のグループ「まゆだまの会」(山岸康弘会長)の例会がこのほど、市民活動センターで開かれた。臨床心理士で引きこもり支援にも取り組む北海道教育大学の齋藤暢一朗准教授を招き、参加した同会メンバーなど11人が引きこもりの家族との関わり方を学んだ。
メンバーがまず、家庭内の近況を報告。働くことに一歩を踏み出せない子どもへの声の掛け方に悩んでいるという人や、少しずつ社会とのつながりを持ち始めていたのに急に心を閉ざしてしまった子どもに戸惑っていると明かす人もいた。
齋藤さんは引きこもり状態となる人の中には「自分の弱いところを他人に見せたり、助けられたりすることが苦手な人も少なくない」と指摘。周りの家族がスモールステップ(一歩ずつ前進)でいいと励ましても、高度な資格取得や技能を身に付けるなど、何かに秀でていないと社会復帰できないと思い込んでいるケースが多いことを説明した。
さらに親などの家族が当事者と接する際のポイントとして、「批判や説教、不意打ちで大切な話をすることを避け、親自身が、家族会などでほかの人と話をすることで心の力を取り戻すことが大切」と語った。
例会は毎月1回、市民活動センターで実施。次回は来年1月19日午後1時半~同4時半を予定している。参加希望者は事前に連絡を。申し込み、問い合わせは苫小牧保健所 電話0144(34)4168。
















