プロボクシングの井上尚弥(大橋)が、スーパーバンタム級で世界主要4団体王座統一を果たして一夜明けた27日、横浜市の所属ジムで記者会見に臨み、マーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下した一戦を「最後まで気が抜けない戦い。めちゃくちゃ楽しかった」と振り返った。
同級では今回が2戦目。KOまでに時間を要したことで「階級の壁」を指摘する声も上がったが、「まあまあ無傷で、2団体王者のタパレスを10回KOできたら良くないですか? 1発、2発もらったら『苦戦してる』って、漫画じゃないんだから」と笑い飛ばした。
来年は、今年の2試合から3試合に増やす意向で、次戦は5月になる見通し。興味のある相手として、元同級2団体王者のアフマダリエフ(ウズベキスタン)や、元世界2階級王者のネリ(メキシコ)を挙げた。大橋会長によると、東京ドームでの試合も「選択肢としてはある」。サウジアラビアでの興行への出場も検討しているという。

















