12月の道内経済概況、4カ月連続据え置き 総括判断 緩やかに持ち直し 観光も引き続き「改善」 道経産局

12月の道内経済概況、4カ月連続据え置き 総括判断 緩やかに持ち直し 観光も引き続き「改善」 道経産局

 北海道経済産業局は、12月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、4カ月連続で据え置いた。主要項目別では、観光も5カ月連続で「改善している」と判断した。

 10月の経済指標を中心に、11月以降の企業・団体へのヒアリングを加味した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」としている。

 個人消費は4カ月連続で「緩やかに改善している」と判断した。10月の個人消費はホームセンターが前年同月を下回ったものの、スーパーなど他の6業態が前年を上回ったため。企業からは「朝晩の冷え込みが強まるにつれて、これまで動きが鈍かったコートなどの冬物衣料がよく売れた」(百貨店)との声が寄せられている。

 観光の「改善」は、10月の来道客数が前年同月比13・8%増と、24カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も10万1760人あった。ヒアリングでは「10月は夏の猛暑の影響もあり紅葉の見頃が例年より遅かったが、道外観光客や外国人観光客の入り込みは良く、宿泊者数は前年より良かった」(観光協会)との声が聞かれた。

 一方、生産活動は引き続き「弱い動きとなっている」とした。10月の鉱工業生産が前月比1・2%減と2カ月連続で低下したため。前年同月比も5・3%減と18カ月連続で下回っている。電気機械工業など6業種は上昇しているが、一般機械工業、窯業・土石製品工業、輸送機械工業など9業種が低下している。

 民間設備投資は引き続き「増加している」と判断。2023年度の設備投資計画が全体で前年度比0・8%増となり、2年連続で前年度を上回ったため。

 この他、公共工事、住宅建設、雇用動向の3項目も前月から判断を据え置いた。

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