夕刊時評 激動の幕開け

夕刊時評 激動の幕開け

 誰も予想しなかった新たな一年の始まりとなった。1日夕に石川県能登地方で発生した最大震度7の地震は、4日朝までに判明分だけで死者78人、重軽傷者330人に上る甚大な被害をもたらした。これに関連して2日夜には羽田空港滑走路上で、救援物資の搬送に向かう海保機と新千歳空港から到着した日航機が衝突炎上する事故が発生。幸いにも日航機の乗員乗客379人は緊急脱出して助かったものの、海保機に搭乗の海上保安官6人のうち5人が死亡した。

 大規模地震に見舞われた石川、富山、新潟3県では、その後も強い地震が幾度となく観測され、二次災害の危険性から救命救出活動も一時中断を余儀なくされた。倒壊家屋の下敷きになっていると思われる安否不明者はなお複数に上り、何よりも優先して救助されなければならない。今夕には生存率が著しく低下するとされる発災から72時間に到達。関係者には安否不明者がゼロになるまで救出活動に全力を注いでほしい。電気、ガス、水道などライフラインの確保も急がれる。

 胆振東部地震の被災地がそうであったように地域の復旧復興には国や地方自治体が一体的に取り組む必要がある。民間が持つ力も欠かせない。北陸に目を向け、今、何ができるか考えてほしい。(教)

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